40代女性の貯金目標と投資に関して

40代の平均貯金額

年齢別の40代独身女性の平均貯金額についてまずはふれます。2005年度の家計の金融資産に関する世論調査からですが、40代独身女性の平均貯金額は約950万円となっております。20代や30代の独身女性に比べるとかなり増えています。30代の平均貯金額からは2倍以上にまで伸びています。これらの要因としては40代は20代、30代からの貯金も積み立てていることと、仕事から出る給与自体が上昇していることにもよります。

貯金額に対する考察

30代から40代への平均貯金額が大幅にアップしています。収入に対して貯金する額が大きくなっていることもあります。これは40代の独身男性の平均貯金額を上回ることから考えても顕著に表れており、平均年収が高い40代の独身男性の平均貯金額を上回っています。そして40代の独身女性は、同じ世代の独身女性がどのくらい貯金をしているのか、という点を気にする傾向が高まっています。老後をかなり意識する点と、結婚に関して自身の考え方が20代とは変わっている点が金銭的に強い危機感を持たせているといえます。
結婚に関して、20代と比べて自分が結婚をして生きていくというよりは、自分1人で生きていくといった考え方に変化している女性が多くなっており、自分1人で生きていくための貯金を考えることにつながります。また、老後も1人で暮らすことを考えた場合の金額に関しても、安心して暮らせる金額になるまで貯金をするという目的意識があるため、自然と収入から貯金に回す割合が高まっているといえます。

40代の理想貯金額

40代の理想の貯金額に関して、このまま独身だった場合ということをふまえて考えることが大切となります。そして、どれほどの貯金があると全く働かずにある程度の裕福な暮らしが可能なのかという点に関してもふれていきます。
まずは、老後に必要とされている金額はおおよそ5000万円となっています。年金などを差し引いて考えるとおおよそ2000万円〜3000万円が必要となります。つまり、老後を1人で働かずにゆったりと過ごすということが理想と考えた場合の目標貯金額は3000万円となります。3000万円あれば働かずに年金と貯金で老後をゆっくりと楽しめるといえます。
しかしこの金額はあくまで理想です。さすがに3000万円という金額はなかなか難しいので、現実的に達成しやすい金額を考えてみましょう。現実的に達成可能で安心できる金額は1600万円でしょう。平均額から考えると少し多めの目標金額ではありますが、この貯金額を目指して上手な投資をすることができれば決して難しい金額ではありません。